「土も草も無いここはガラスケースの中
風の音も聞こえない
聞こえるのは人間の勝手な話し声と仲間たちの心の叫び
いつも明るいけどお日さまの光とは違う
明るすぎて心が休めない
どうしてボクたちはここにいるのだろう
仲間たちの姿は見えるけど
触れることも一緒に走ることもできない
ボクの兄弟たちは……?
まだいっぱい遊びたかったのに……
ここには仲間がたくさんいるけれどみんなひとりぼっち」
ガラスケースの中にいる犬たちを見るのが忍びなく私はペットショップに行けません
保護活動を始めた頃
ペットショップがあるから年間何十万匹もの犬猫たちが殺されていると思っていました
ペットショップが無くなれば命を失う子もずいぶん減るだろう
ペットショップを無くすにはどうしたらいいのだろうと毎日考えていました
でも、ある日気づいたのです
犬猫を買う人が居る限りペットショップは無くならないだろうと……
純粋な種を守ることは大切な事と思いますが
皮膚病など慢性の病気を持っている犬と知っていて繁殖させて販売するのは正直ではないと思います
「豊かな心で暮らすために犬は最良のパートナー」という意識が社会全体に流れているというドイツのように日本も変わってほしい
年々殺処分の数は減っていますが与えられた命を奪われる子たちがあまりにも多すぎて
保護活動をしていても救えない子の方が多くやりきれない時があります
9月30日 代表*福澤