野犬が生んだ子犬を保護する事が多い当会ですが
野犬と野良犬は同じと思われている場合が多く違いを記したいと思います
《野良犬》
○元々飼育されていたが現在は飼い主がいない状態の犬
○人の住んでいる地域に生息している
○人間の食べ残しなどを食料としている場合が多い
○人に飼われていたため馴らす事ができる
《野犬》
○自然豊かな所に生息している野生の犬
○狩猟生活をしている場合が多い
○人に飼われた経験が無い
人が多く住んでいるような場所に野犬が住み着くことはありませんが
自然が豊かな浜中町や北海道東部では酪農家さんの敷地内や周辺に野犬が生息しています
捨てられたりなど元々は飼い犬が繁殖して自然の中で生まれた犬は人と触れた事がないため懐かず
野犬の子犬は大きくなればなるほど人に馴れずらくなります
10月9日に保護したパピー兄弟たちは人の側で暮らし捨てられたのでしょう
誰にでも喜んで寄って来ますが同日、捕獲保護した野犬の子・元苗(がんな)は3週間が過ぎてもまだ人になれていません
でも、元苗の心を開くために人に馴れているパピーたちと一緒に居る事は良い効果をもたらしてくれています
野犬の子は警戒心が強い分、観察眼が鋭く人の側に来なくても他の犬と人が接する様子をよく見ていて
時間はかかりますが一度信頼すると愛情深く忠実なパートナーとなってくれます
真っ直ぐな瞳
今を生きる曇りのない心
犬に惹かれ犬に教わる日々です
元苗を抱っこするポテ(会名トモ)の飼い主さん
10月12日撮影