ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

相次ぐ相談に思ったこと

年が明けて10日も立たないうちに保護の相談電話が3件(5匹の犬)入りました

当会は浜中町の犬を対象に活動をしていますが相談の犬は全て町外からです

直接の保護はできませんがお話を伺い何とか良い方向に向かうように提案させて頂いていますが
犬たちの事を思うと何ともやり切れない気持ちです

14年前にしおんの会を作り活動を始めましたが
「犬たちを助けたい」と思うようになってから会を立ち上げるまで4年間悩み迷いました

その悩んだ一番の理由は
「保護活動を始めたら可哀想な犬にたくさん会う事になる
大好きな犬が辛い目にあっているのは忍びない
私には堪えられるだろうか……」という事でした

保護犬を引き取りたいとの連絡以上に掛かってくる「飼えなくなったから保護してほしい」との電話

飼い主の方本人からだったりその知り合いの方だったり連絡をしてくる方はさまざまですがお話を聞きながら

「助けてあげられるなら今すぐ助けてあげたい」と思いますが相談の犬をすべて保護していたら当会はすでにパンクしていたでしょう

昨日まで一緒だった家族から離れ突然行き場を失くす犬たちの不安な気持ちや悲しみ

多くの飼い主の方が
「保健所にやるのは可哀想だから」と言います
一番可哀想な事をしようとしているのは誰なのか……

年々保健所の殺処分数は減っていますが
当会に掛かってくる引き取り依頼の電話だけでもこんなにあるのだから

日本中にいるたくさんの犬の中で本当の家族として暮らしている犬や
飼い主としての愛情と責任を持って飼っている人はどれくらい居るのだろうと思いました


1月14日 代表*福澤


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     幸吉(こうきち)