ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町で捨て犬や迷い犬・野犬が産んだ子犬など野生化しないよう保護し、飼い主を探す活動を行っているNPO法人ドッグレスキューしおんの会のブログです

保護犬 福まめを応援して下さった支援者の皆様、ありがとうございました

2021年11月24日に当会で保護した福まめ。
福ちゃんの愛称で親しまれてきた福まめですが、2022年7月11日犬舎内での不慮の事故により虹の橋を渡りました。

享年推定1歳半♂
詳細は掲載を控えさせていただきますが、7月11日朝9~10時頃 犬舎内の保護犬たちのお世話をし、その後別の仕事を終え12時過ぎに犬舎へ入ったところ、福まめは既に息をひきとった後でした。

これまで福ちゃんは何度となく壁をよじ登ったり、柵を破壊したりという行動を繰り返しており、脱走や怪我のないよう犬舎を修繕しつつ気をつけていましたが、今回誰も予想だにしない部分で事故が起きてしまいました。
不測の事態でしたが福まめに大変申し訳ない思いでいっぱいです。
これからという時だっただけに、本当に無念でなりません。

福まめが来て約7ヶ月。ゆっくり少しずつ人に慣れてきたこれまでの日々を想い返しています。
保護した当初は警戒心から水もドッグフードも全く食べず大変心配しました。
お皿からも手からも食べなかったため鶏肉を煮たものを床に直接置いて、10日後にようやく食べてくれるようになりました。

12月10日に去勢手術と狂犬病予防をしてから10日間は、またほんの少ししか食べなくなり心配しましたが、年末からは手から食べてくれるようになり、お皿からも少しずつ食べられるようになりました。

人が近づくと怖がり、警戒心でこわばっていたため、噛まれるのではないかとひやひやしながらも、毎日ごはんをあげ、話しかけ、他の犬が人と仲良くしているところを見せたりしているうちに、2月2日からは背中も頭もなでることができるようになりました。

人工的なものを嫌がり毛布を避けて座るので、藁を敷いてあげていましたが、3月には毛布に座れるようになりました。
始めは白目がちで、警戒心を強く持っていましたが、4月からは顔つきが優しくなり、人に慣れてきたことが感じられるようになりました。

そこで5月に動物病院に連れて行き混合ワクチン接種、他の犬たちもいる犬舎へお引越し。リードやハーネスをつける練習をしてみたり、おいでの練習をしてみたり、6月には保護犬 幸吉と合わせてみたり。
6月26日に初めて自分でクレートに入るところを確認し、とても嬉しかったです。
この頃ようやく器からお水を飲めるようにもなりました。

これから抱っこの練習をして、お散歩に連れ出せるようにしようと計画していたところでした。
様々な破壊行為は決して人に対する攻撃性や凶暴性があったのではなく、生活環境の変化によるストレスからくるものでした。
人に対しては唸ったり吠えたりしたことすら一度もなく、優しい、いい子なのだと思って接してきました。

嫌がったり暴れたりしたのは、リードやクレート、車など、野犬生活では経験したことのないものにふれたときだけでした。
全く初めての経験に驚いてしまうのは無理のないことです。

福ちゃんの少しずつの進歩を喜び、時間をかけてこれからもじっくり取り組んでいくつもりでいました。
野犬のオスとしては小柄で体重13㎏ほど。 丸顔で真ん丸おめめの可愛い福ちゃん。
おやつをよく噛んで食べる仕草がなんとも愛らしく、いづれ人に懐いたら、きっと大切に可愛がってくださるご家族に巡り合えると信じてきました。

家庭犬として幸せに暮らせるようになる日をめざしてきた保護活動が、こんなかたちで終わりをむかえたことが悔しく残念でなりません。
これまで福まめのためにご支援、ご尽力くださった皆様にも大変申し訳なく思っております。

翌7月12日根室市の斎場で火葬を行い、遺骨と共に帰宅しました。
福まめが安らかに天国へ行き、天国で自由に走り回っている事を願うばかりです。

福ちゃん、ごめんね。
たくさんのことを教えてくれてありがとう。
スタッフ一同ショックを受けており、寂しさ、悲しみ、くやしさ、後悔、様々な想いに未だ涙がこぼれます。
乱文をどうぞお許しください。

保護活動は休みなく続きます。
二度とこのようなことが起こらぬよう努め、保護した犬達が不幸にならないために、個々の性格を見極め接するよう心がけ、これまで以上に気をつけて保護活動に励んでいきたいと思います。

福まめを応援して下さった皆様、ありがとうございました。
動画は7月9日に福ちゃんの元気な姿を最後に撮影したビデオと、過去に撮影した未公開のもの等をあわせて投稿いたします。


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