11月20日、飼い主が釧路保健所に持ち込んだ写真の子は
容易に触ることができないため譲渡対象外の犬として保健所のホームページには掲載されていません
保健所に収容された犬はホームページに掲載され新しい飼い主を探しますが
人を噛んだ子や病気を持っている子、老犬などは譲渡には向かない犬として
再譲渡の機会も無く殺処分されることが多いとの事です
7月に当会が保護した幸吉も人を噛んだと根室保健所に飼い主が持ち込み殺処分される予定の犬でしたが
別の用事で保健所を訪れた犬会員ななさんと出会い命が救われました
ななさんが保健所に行っていなければ誰にも知られること無く命を失っていた幸吉は
保健所に引き取りに行った日に私の右手を噛みましたが今はすっかり馴れて甘えるようになりました
どのような理由で15才にもなった子を保健所に持ち込んだのかは分かりませんが
きっとこの子は飼い主が来るのをひたすら待っていると思います
最後まで待ち続けて命を絶たれた子が何と多いことか……
年々殺処分が減っているとはいえ犬猫に対する日本人の意識は低く
1年間に何万匹もの命が失われています
子犬のようなくるんとした瞳のおばあちゃん犬
この子の瞳に慈しみ深いまなざしが映り
最期の時まで幸せな犬生を送ることができますように心から願っております☆
良きご縁がありますように……☆☆
12月24日 代表*福澤
写真上〜釧路保健所収容のおばあちゃん犬、保護犬・幸吉