ターシャ・テューダーはアメリカの絵本画家であるとともに園芸家としても有名です
50代半ばにバーモント州の小さな町に移り住み
昔ながらの自給自足の農村の生活を学び
広大な庭に四季の花々を植え続けたライフスタイルは日本でも注目を集めました
ターシャの絵本にはパートナーのコーギー犬「メギー」がよく登場していますが
多くの著書の中から作家の言葉にターシャが挿絵をした絵本を紹介いたします
『喜びの泉』より抜粋
「それでも美しい夢は生きている
夢ははかないものだなどと言うのはよそう
この世界でこわれずにいるのは、夢くらいなものではないか」作者不詳
「情熱なくして偉大なことが成し遂げられたことはない」ラルフ・ウォルドー・エマーソン
「もし仲間と歩調の合わない人がいたら、
その人の耳には、きっと違う太鼓の音が聞こえているのだ。
どんなにかすかであれ、どんなに遠くであれ、自分の耳に聞こえる音色に従えばよいのだ」ヘンリー・D・ソロー
『ターシャのことば』
喜びと心の平安は、かんたんに得られる人もいますが、そうでない人もいます。
この本に掛かれているのは、私に大きな喜びを与えてくれた、そして今も与えてくれる言葉や情景です。
この本は物語ではありません。
とくに始まりもなければ、終わりもなく、訴えたいメッセージもありません。
過去と現在の記憶のなかから、言葉と絵で喜びを表現したものです。
私がこれらの絵を描きながら感じたしあわせな気持ちを、読者の皆さんが、本をご覧になりながら感じてくだされば幸いです。