私がまだ一飼い主だった頃
ある家族が子どもの希望で子犬を飼いました
子犬の名前は「たいよう」
たいようと散歩したり遊んだり……
子犬の時だけ可愛がっていましたが
そのうち見向きもしなくなり
たいようは繋がれ通しになりました
泊まり掛けで家を留守にしても
たいようにはご飯も水もありません
私はご飯と水を持って行き
愛犬アインシュタインと一緒にたいようの散歩をしました
ある日、たいようの姿が見えません
家の人に聞くと平然とした顔で
「子どもがもう要らないと言ったから役場にやった」と答えました
今、浜中町役場は飼い主からの引き取りはしていませんが
その頃は飼い主から依頼されればすぐに殺処分をしていました
人好きで明るい性格のたいよう
もう20年立ちましたが忘れられません
散歩もせず繋ぎ通しで飼われている
いっそ離してあげたいと思うような犬がまだまだたくさんいます
ろくに世話もしないで何のために犬を飼うのでしょう?
そういう人は犬を飼わないでくれた方が犬は幸せです
そして保健所や愛護団体などに保護される犬も少なくなるでしょう
しおんの活動をしていても全部の犬を救えず辛い時がありますが
無念に亡くなった子たちのためにも
できる限りの努力をしたいと思っております
8月22日 代表*福澤
〔現在保護している子たち〕
写真上〜幸吉、チャーミー、モエ、リラ
シュン(23日譲渡予定)