3月25日の釧路新聞の記事を掲載致します
千葉県八街市(やちまたし)の八街少年院で
昨年7月から入所中の少年が捨て犬をしつけ
訓練するプログラムが行われています
殺処分される捨て犬を訓練し家庭に譲る取り組みを通じ
命を大切にする心や忍耐力を養うのが狙いで
全国初の試みとのことです
一般財団法人「ヒューマニン財団」(東京)が
自治体などに保護された捨て犬を引き取り
財団のトレーナーが講師となり少年1人が犬1匹を担当し
約3ヶ月間訓練するプログラムを始めました
同様のプログラムを1993年から行うアメリカ・オレゴン州の少年刑務所では
犬を訓練するうちに忍耐力や責任感などが養われ
自分を大切にする自尊感情も向上したそうです
プログラムに参加し今も少年院にいる男性が
「殺処分される命を助けることができ、初めて誰かの役に立てた」と語り
プログラムの修了式で
「幸せに生きろ」と書いたバンダナを犬の首に巻いた時
涙がこぼれたそうです
「命の重さを考えた」と男性が話しており
このような取り組みが全国に広がるといいですね
『一人の命も一匹の命も同じ大切な命』