ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

今朝の元天

野犬の子、元真(がんま)を保護して今日で2ヶ月が立ちました

アケモリ兄弟の犬舎に居る時はしっぽをフリフリおやつを貰いに来ますが
野菜畑ドッグランでは近寄ると逃げ回り隅で固まってしまいます

犬舎からドッグランに連れて行く時もロープを付けて引っ張ると嫌がって抵抗するので
抱っこするのですが恐くて仕方ないのでしょう

元真はおとなしく抱っこさせますが必ず脱糞します

今朝は元真を先にドッグランにいれた後、天助(てんすけ)にロープを付け連れ出そうとすると
唸って咬む仕草をし中々ロープを付けることができませんでした

おやつを貰う時、元真よりもすぐに寄って来る天助ですが
犬舎の中で1匹になり警戒心が増してしまったのではと預かりボランティアHさんが言いました

今まではアケモリ兄弟を先に外に出してから元天にロープを付けドッグランに連れ出していましたが
明日からはアケモリ兄弟が居る時にロープを付けようと思います

元真も天助も保護時は生後3ヶ月くらいだと思いますが
人への警戒心はまだまだ強く馴れるには相当の時間が要しそうです

当会では子犬教育係のアケモリ兄弟が居て助かっていますが
人だけのケアではもっと時間がかかり元真や天助は今も人の傍には来ないかもしれません

でも、この頑強な警戒心があったからこそ厳しい自然の中を生き延びてこられたのです

一日一日ではなく一月一月と月単位で根気よくじっくり取り組まなければ野犬の子と向き合うことはできませんが
難しいからこそ首輪を付けることができたなど普通に思うことが有り難く喜びも大きいです

今日の元天は朝から夕方までアケモリ兄弟と一日中ドッグランです♪


写真2枚目…左から元真、天助、アケボノ
写真6枚目…アケボノとモリオ(右)