ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

エゾトリカブト 

湿原の保全活動をしている認定NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラストに依頼され
毎月の会報に浜中町で自生する植物のことを書いています

今回はエゾトリカブトのことを書きました(*^^*)


『5月、芽吹いたばかりの葉は、どれも可愛らしく、地面に顔を近づけて眺めています。
写真は5月13日に撮ったトリカブトの新芽ですが、この可愛い葉にも毒があり、ヨモギと間違えて食し、中毒者が出るそうです。
トリカブトは毒の面ばかりが注目されますが、強心、利尿、鎮痛、消炎作用がある事から漢方にも利用されています。

もうだいぶ前になりますが、湿原センタースタッフや友人達と『春の草を味わう会』をしました。
トリカブトやドクゼリなど、有害な植物以外の色々な草を集めての食べ比べ。
結果、ギョウジャニンニクやウドなど、食べて美味しい植物が、山菜として名が通っている事が分かりました。

その時に、当時6歳の姪が一緒に参加しました。採取したものを持ち帰り調理にかかりましたが、忘れ物をした友人に付き添ってまた山に行き、1時間くらいで戻った時は、皆でおにぎりを食べていました。

「一緒におにぎり食べようと言ったけど、おばちゃんが持って来てくれたから待ってるって、さきちゃん食べないの」と友人から聞き、急いでリュックからおにぎりを出し姪に渡しました。
「おばちゃんのおにぎりは美味しいなぁ」と嬉しそうに食べる姪。お腹が空いてたろうに、待たせてしまって……ぽろりと涙がこぼれました。ちょっとほろ苦い思い出です。』


6月10日 代表*福澤


写真2枚目〜忘れな草とアケボノ