ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

リキちゃん、お家へ帰る

4日朝 「茶色の犬がうずくまっていて、生きているけど全然動かないんです」
と町内の農家さんから連絡があり行って来ました

犬のおなかのあたりは動いていますが
声をかけたり体に触っても顔をあげません

ケガをしている様子もなく
用意したシーツに静かにのせて
病院の手配をしました

病院に連れて行く直前に
以前しおんの会がお世話になった農家さんの家に
茶色の犬が居たことを思い出し尋ねて行ったところ
前日から犬が不明になり探していたとのことでした

名前はリキちゃん
高齢のリキちゃんは耳が遠く
最近は足腰が弱りあまり動けなくなったそうで
係留するのを止めて自由にした矢先とのことでした

リキちゃんが見つかった場所は自宅から3キロくらい離れた所ですが
そんな離れた所まで移動しているとは思いもしなかったようです

「見つかって良かった」と涙ぐむ飼い主さん

「家に帰れて良かったね」と
リキちゃんに声をかけると
目をつむったままだったリキちゃんが目を開けました

アイヌ犬のリキちゃんは若い頃
元気に駆け回っていたと思いますが
最後の大冒険をしたのかな?

飼い主さんの涙と
目を開けた時のリキちゃんの穏やかな顔が忘れられません