4日朝 「茶色の犬がうずくまっていて、生きているけど全然動かないんです」
と町内の農家さんから連絡があり行って来ました
犬のおなかのあたりは動いていますが
声をかけたり体に触っても顔をあげません
ケガをしている様子もなく
用意したシーツに静かにのせて
病院の手配をしました
病院に連れて行く直前に
以前しおんの会がお世話になった農家さんの家に
茶色の犬が居たことを思い出し尋ねて行ったところ
前日から犬が不明になり探していたとのことでした
名前はリキちゃん
高齢のリキちゃんは耳が遠く
最近は足腰が弱りあまり動けなくなったそうで
係留するのを止めて自由にした矢先とのことでした
リキちゃんが見つかった場所は自宅から3キロくらい離れた所ですが
そんな離れた所まで移動しているとは思いもしなかったようです
「見つかって良かった」と涙ぐむ飼い主さん
「家に帰れて良かったね」と
リキちゃんに声をかけると
目をつむったままだったリキちゃんが目を開けました
アイヌ犬のリキちゃんは若い頃
元気に駆け回っていたと思いますが
最後の大冒険をしたのかな?
飼い主さんの涙と
目を開けた時のリキちゃんの穏やかな顔が忘れられません