ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

野犬との向き合い

2006年8月にしおんの会を立ち上げ
翌年の春から保護譲渡活動を始め丸8年になりました

これまでの譲渡数は244匹で
そのうち野犬の子は131匹となり
こんなに野犬と向き合うことになるとは思いませんでした

それというのも私は浜中町の海岸地域に生まれ
大人になった頃は飼い犬の他に野良犬は居なかったので
13年前に酪農方面に引っ越してくるまでは
野犬のことは殆ど知りませんでした

野犬の多くは農家地帯に棲息し群れで牛を襲うことがあり
有害獣駆除の対象として地元のハンターが依頼され野犬を銃殺しています

最近も町内の2ヶ所の地域で
野犬の群れに牛を襲われハンターが出ているそうです

「犬が銃で撃たれる……」

活動を始めてまもなくこの事実を知った時は本当にショックでした

同じ犬なのに一方では高額のお金で買われ
一方では否応もなく殺される

3年前に当会の保護犬チビタが野犬に襲われ命を落とし
野犬の恐さを目の当たりにしましたが
今もチビタのこと、チビタを襲った野犬のことを思うと切なくなります

今の当会の力では野犬の成犬を馴らすことはできませんが
野犬の子が野生化しないように保護し
子犬教育係のアケモリ兄弟と一緒にケアをして
幸せな犬生を送れるように尽力したいと思っております

野犬と呼ばれる犬が居なくなる日を目指して……☆


6月20日 代表*福澤


写真‥アケボノ&モリオ
この兄弟も野犬の子でした