ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

リリとベカン兄弟

1日、厚岸町別寒辺牛川のカヌー乗場に子犬が捨てられていて
2匹は捕まえて連れてきましたが
後2匹が残っていると町内のMさんから連絡がありました

主に浜中町を中心に活動をしている当会ですが
子犬1匹の姿が見えなくなったので死んだかもしれないと聞き
急ぎ保護しなくてはと思い仕事を終え午後3時頃
預かりボランティアHさんに同行して貰い向かいました

カヌー乗場は道々沿いにありますが
近くには家も何もない山の中です

おやつを見せて呼ぶとベカンはすぐに寄って来て掴むことができましたが
リリは警戒心が強いようで側に来ません

厚岸町役場でも網で捕獲を試みたそうですが掴むことができず
より警戒心を増したようで逃げてしまいました

わが家のリオン、星野、シロ、保護犬リラが
日が暮れるまで一緒に探してくれましたが
リリの姿は見えなくなってしまいました

私達がカヌー乗場に着いた時に
よく釣りに来るという男性が居て子犬のことを尋ねると
子犬たちは10日ほど前からいるとのことでした

ベカンを連れて一旦家に戻りましたが
リリも何とか保護したいと思い午後8時頃にまた探しに行きましたがリリは姿を現しませんでした

山の中で1匹だけになってしまったリリ

どんなに心細くしているかと思うと
その夜はうつうつとして眠れませんでしたが
翌朝、Hさんからリリを保護したとの電話があり
びっくりしたと同時に心から安堵しました

Hさんはお腹を空かしている朝なら食べ物でリリをつれるかもしれないと思ったそうで
カヌー乗場に行くとリリが居て
おやつを投げて少しずつリリが近寄って来たところを捕まえてくれたそうです

これから厳しい冬に向かい深い山のなかで
子犬が生き延びることは難しいでしょう

もし生き延びたとしても野犬となってしまうので
子犬を保護できて本当に良かったと思っています

以前にも当会に連絡があり厚岸町のカヌー乗場では
何度も子犬の遺棄が繰り返されています

不妊するなど捨てる前にどうして対策をしてくれないのでしょうか?
これまでに罪のないたくさんの命が失われているに違いありません

どうぞ皆さま、亡くなった子たちのために
子犬の遺棄が繰り返されないように願い
記事の拡散シェアをお願いいたします!

リリとベカンの兄弟2匹を保護して下さったMさん
本当に有り難うございました☆


11月3日 代表*福澤