もう20年以上前になりますが南富良野の幾寅峠(いくとらとうげ)に立っている犬の碑にお参りに行きたいと母が言いラベンダーの咲く頃に家族で行きました
その碑は昭和50年1月18日
幾寅峠で除雪車にひかれて死んだ薄茶色の北海道犬を悼んで建立されたものでした
車で連れて来られ飼い主に捨てられたのか
犬は1年余りの間その場所から離れず通る車を見ていたそうです
富良野は北海道の中でも雪が多く吹きすさぶ雪と寒さで体力が消耗し疲れ果て接近してくる除雪車に気づかなかったのでしょうか
ただひたすら通る車を見つめ命果てた北海道犬
それから40年が過ぎましたが捨て犬は無くならず路頭に迷う犬や保健所に収容される犬はあとを絶ちません
どんなに哀れな最期を迎える時も誰も疑わず逝く犬たち
その愛情を裏切る人間の罪は問われず犠牲になるのは犬猫ばかり……
変わらない世の中がどうしたら変わるのか
いつも考えています
8月5日 代表*福澤
写真1枚目…浜中町茶内西10線の道路で4日間離れずにいた子犬
(町内の方が保護して下さり、飼い主が現れない場合はその方が引き取る予定です)
写真2枚目…保護犬ラッキー
厚岸町の国道で通る車を見ていたそうです