今日1月5日の釧路新聞に当会が掲載されましたので紹介致します
『NPO法人ドッグレスキューしおんの会は、捨て犬や迷い犬、野犬の子が野生化しないように保護する活動を展開している。代表理事を務める福澤智子さんが2006年8月に設立し活動を開始。10年にNPO法人としての認定を受けた。
設立のきっかけは02年冬、福澤さんが雪の中から米袋に入った生まれたばかりの子犬7匹を発見、保護したことにさかのぼる。そのうちの1匹は舌を出した状態で息をしていなかったという。すぐに、自宅に連れ帰り温めたところ息を吹き返し、星子と名付けて、愛情を注ぎ育てた。また、他の6匹もそれぞれ新たな飼い主に引き取られた。
福澤さんは「自分の知らないところで、もっと多くの犬が捨てられ死んでいるのではないか。そのような犬を助けたい」との思いを持った。とはいうものの、かわいそうな犬と向き合うことに耐えられるだろうかとの思いで保護活動に踏み切れなかった。そんな時に3匹の子犬を保護し、新たな飼い主探しに奔走。「迷っている暇はない」と活動開始を決断した。
現在9人のメンバーと共に活動を展開。日本全国の賛助会員80人が主に資金面でサポートし、これまで288匹の犬の新たな飼い主を見つけた。福澤さんは「幸せな犬が増えてほしい。そうすると、おのずと幸せな人が増える」と信じている。そのために飼い主の意識の向上への啓発に尽力していきたいとの思いだ。「社会全体が命を大切にしようという意識が高まり、人と犬がより良い関係で暮らせる世の中になればいいですね」と笑顔で語る。
しおんの会は、活動を共に行うメンバーと賛助会員を随時募集している。また、現在、子犬8匹と成犬3匹の飼い主を募集している。問い合わせは090(9516)4746へ。
(嶋守善一)』