ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

ショウ

2年前の11月に保護しその後Sさんが引き取って下さったショウが16日、天に旅立ちました

保護した時、ショウは15歳
2番目の飼い主さんが亡くなりご近所の方がごはんをあげていましたがショウは何人もの人を咬んだそうでごはんを貰うだけの日々でした

その当時のショウはだいぶ耳も遠くなっていましたが威嚇が激しく私が会いに行った時もそばには寄れず1ヶ月ほど通ってから保護をしました

Mさんの空いている犬舎をお借りしましたが私しか触る事ができず毎日世話に通い散歩をしているうちにショウはとても元気になりました

1年近く繋がれたままだったそうで連れて来た当初は散歩をしていても立ち止まるとそのままヨロッと倒れてしまうのではと思うほど足腰が弱っていましたが
走れるようになり高齢犬でも運動機能は回復するとショウに教えてもらいました

ショウとの日々が2ヶ月ほど続いた頃、当会から4匹の子を引き取って下さったSさんがショウの預かりを申し出て下さりSさんのお家にしばらく通った後でお世話全般をお願いしました

その後、Sさんがショウの飼い主になって下さり広いドッグランでクロ、きぬ、あん、ソイと山羊のひよちゃん
ポニーのあずき&しるこ親子とたくさんの仲間たちと過ごしその中で一番威張っていたのがショウでした

以前のショウを知る人たちはみな咬みつき犬と言います
ショウが他の動物と一緒に楽しく暮らす事ができるとは誰も思わなかった事でしょう

「ショウと出会わせてくれて有り難うございました」とSさんが涙ながらに仰っていましたが最後の2年の月日ショウはとても幸せだったと思います

ショウ、ゆっくりおやすみね☆
今度生まれ変わった時は最初からSさんの子になるんだよ

Sさん、本当に有り難うございました


3月17日 代表*福澤