ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

ミキティはどこから

浜中町は酪農と漁業の町ですが

農家さんは牛の飼料にする一番草の刈り取りに

浜では漁師さんが昆布漁で大忙しです

これまでにしおんの会が
対応した地域の割合は
農家地域が80%と断然に多くなっています

隣りの家まで
数キロ離れている広い酪農地域では捨て犬が多く

メンバーMの愛犬ミキティも林道に遺棄されていました

保護した時は体の毛が抜け落ち
栄養不足のせいか耳のふちはギザギザに裂け

皮膚病でひどく痒がり
むしるように掻くため
朝起きるとミキティの血が壁に飛び散っていました

ミキティを保護した時は
純血種の犬が町内あちこちに捨てられ
亡骸で発見された子もいました

ミキティを獣医さんに診て頂くと
何度も子犬を生んだ体とのことで

保護して2週間後に
ミックスの子を5匹生みました

ミキティは繁殖犬で
さんざん利用された後に捨てられたのでは…と怒りがこみ上げ

ペットショップが無ければ
膨大な数の殺処分も減ると思いましたが

求める人が居るから
ペットショップも無くならず

犬が好きで良心的に経営しているブリーダーと

犬を儲けの道具のように扱っているブリーダーの差が大きいと分かりました

しおんの会も譲渡の際には
活動資金として千円からの寄付を
飼い主さんにお願いしていますが

命を売買する仕事こそ
犬の一生を安心して託せるような方に販売してほしいと思います

私個人としては
遊びやふれあいがたくさん必要な子犬の時期に

兄弟や他の子と過ごせず
ガラスケースの中で
1匹だけ入れられているペットショップ販売は反対です


写真上…昆布干し
後ろ向きで昆布を引きながら干します

代表*福澤