5年前の11月、子犬の時に保護した星野は疥せん症で体中ガンベだらけの上に
左前足が切断され見るも哀れな姿でしたがしっかりとした瞳をしていました
皮膚病と足の治療をしながら一生を3本足で過ごさなければならない星野が
たくましく生きていけるように厚いゴム手袋などで長靴を作り雪の中をみんな一緒に散歩をし他の犬と同じように育てました
足が不自由な事を忘れてしまうくらい元気に育った星野は元来が明るく陽気な性格で
一緒にいるだけでたくさんの笑いがあふれ星野をわが家の子として迎えました
病に倒れた愛犬 星子の姉妹ハナを貰って下さったご縁で「お兄さん、お姉さん」と慕う大阪のNさんご夫婦が
昨年8月、わが家に2週間ほど滞在し星子の看病や家の事を手伝って下さいました
昨年3月にハナを亡くされ生きる気力を失っていたお姉さんから滞在中に
「星野に義足を作ってあげたい。今は若くて元気だけど、このままなら右足に負担がかかり良い足も駄目になるかもしれない。費用は全て私達に出させてほしい」と申し出がありました
星子の葬儀を見届けて9月10日に大阪へ戻られたNさんとやり取りをし義足を作るために昨年11月に大阪に旅立った星野
オリンピック選手にも作っているという川村義肢で義足を作っていますが
11日、試作の義足をはいて9か月ぶりに帰省しました
旅立った時はコロンと太っていましたがお姉さんの努力で4キロのダイエットに成功し体が軽くなった星野は散歩のたびに牧草地を爆走(^-^)
星野にぴったりの義足を作るために針と糸を持ち日々調整を重ね探求しているお兄さんと「星野は私が生んだの」と話しているというお姉さん
惜しみない愛情と最善のケアができるNさんに星野を託す事にしこのたび正式に譲渡し一家は今朝お帰りになりました
とても淋しく気が抜けた感じがしますが「せいちゃん、帰って来てよぉー!」と泣きながら見送ってくれた顔なじみのおじいちゃんおばあちゃんも喜ぶ事でしょう
どこにいてもたくさんの人を和ませ元気をくれる星野のもう一人の母として遠くから祈ってあげたいと思っております☆
お兄さん、お姉さん、星野を宜しくお願いしますね
滞在中は色々と尽くして下さり有り難うございました🍀
どうぞ、お体に気をつけて下さいね!
8月19日 代表*福澤