リオンと星野(せいや)を連れて家のものが散歩をしていると
函館から来たという観光客の方に声をかけられたそうです
その方の愛犬は両後足にハンデがあり
車椅子を使っているとのことでした
左前足にハンデがありますが
3本足でも元気に駆け回っている星野を見て
「たくましく生きているなぁ」と涙をこぼされたそうです
川を渡り崖をかけ登り深い雪の中もへっちゃらな星野ですが
初めて川に連れて行った時は
5センチほどの浅い川でも足を取られるのを怖れ
入ることができませんでした
星野を浅い流れの中で体を支えて立たせ
そこで慣れたら少しずつ深いところに入れてを繰り返しているうちに
川があると自分から入って行くようになりました
走っていても他の子たちに比べよく転倒する星野ですが
すぐに立ち上がり駆け出します
「転んだから起きあがり方が分かる」
という言葉がありますが星野はまさにそのものです
保護していなければ生きていなかったかもしれない星野
「ぼくは生きているだけで嬉しいよ!」と
体中で喜びを表しているように明るく元気な子で
星野を見ているだけで勇気が湧いてきます
可哀想な犬を助けたいと始めたしおんの会ですが
犬たちに助けられているのは私の方かもしれません
7月14日 代表*福澤