9月に飼い主が亡くなり誰も居ない家に1匹だけとり残されていたショウ
ご近所の人がご飯をあげていましたが
人に馴れず攻撃性があるため何ヵ月も繋がれたままでした
ショウは10才の北海道犬ですが亡くなった方は2度目の飼い主とのことです
当会でショウを保護することにしましたが
ショウの預かりを承知して下さったMさんはショウのことを知る方から
「あの犬は危険だから預かりは止めた方がいい」と忠告されたそうです
それでも預かりを引き受けて下さったMさんの家に
昨日、ショウを連れて行きました
ショウを車に乗せて移動してくれたのは東京のNさんで
ショウが唯一心を許している方です
Mさんの家に着き落ち着いている様子のショウでしたが
いきなりMさんを2度咬んでしまいました
深い傷に至らずMさんは「大丈夫、大丈夫」と言って下さいましたが
忠告を受けていたにも関わらずショウを引き受けて下さったMさんのお気持ちと
長い間、虐待され人を攻撃する犬になってしまったショウが哀れで
Mさんに謝まりながら涙が溢れてしまい……
「おいてあげることしかできないけど……」と言いながら
私の手を両手で握りしめてくれたMさんの手がとても温く感謝の気持ちで一杯になりました
午後9時頃、仕事の帰りにそっと様子を見に行くと
ショウは体を丸めて眠っていました
ショウ、雨止まないね
私の心の雨が止むのはショウが幸せになった時だよ
おやすみ☆ショウ
11月12日 代表*福澤