ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

桃とAさん

預かりのAさんがお風呂に入っている間に虎吉くん(Aさん愛犬)と大暴れした桃

写真を見た時、思いました
「あらら、なんとまぁ〜派手にやらかした事。病気を持っているなんて思えないくらい……
でも、Aさんが捕まえてくれて本当に良かった!しばれ(寒さ)がきつい頃だったから、あのままでいたら、桃は今ごろ生きてなかったかもしれない」

桃は元農家の敷地内で生まれた野犬の子ですが捕獲を試みた厚岸町役場が保護できなかった子で
Aさんが何度も通って昨年12月末に捕まえて下さいました

そのままAさんが桃の預かりをして下さりその後
桃はてんかんの病気を持っていることが判明し毎日薬を飲んでいます

最近は落ち着いているようですが発作を起こして倒れた時は脱糞排尿して体が汚れてしまう事もあるそうですが
桃の話をする時のAさんは可愛い愛娘の事を話しているかのようです

桃の事を一番理解し幸せを願って下さっているAさん
ご家族みなが犬好きでお兄ちゃんのような虎吉くんもいて桃は本当に幸せそう……

桃を家族に迎えられたらとAさんは切ない思いを抱いています
「飼い主になってやれなくて、桃にすまなくて……」と涙をこぼすAさん

子どもたちの教育費と桃の月々の病院代
子どもたちが学校を卒業する5年後には桃の飼い主になれると仰るAさん

私たちも桃がAさんのお家の子になれたら幸せと思いAさんの願いが叶うように当会が出来る支援の方法を考えています


5月15日 代表*福澤