ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

霧多布湿原トラストの会報に

湿原の保全活動をしている認定NPO法人霧多布湿原ナショナルトラストが毎月発行の会報に依頼され浜中町に自生する植物の事を寄稿しています

今回はシャクの事を書かせて頂きました(^-^)



『6月も半ばを過ぎ、浜では昆布漁が、山では牧草刈りが始まりました。
この季節、茶内から湿原センターに向かう山あいの道沿いに、シャクの花が群生している場所があります。
草丈は1メートル以上になりますが、レースを編んだように、白い花が連なって咲く風情は涼しげです。

英語で「cow parsley」、牛のパセリと呼ばれているシャクは、セリ科の植物でニンジンやパセリなどの仲間です。セリによく似た香りで、若い葉は柔らかく、アクもほとんど無いのでおひたしにしても美味しく、根は滋養強壮、咳止めなどの効能があります。

湿原センターの行事に合わせて、自然の花を飾るよう頼まれていますが、6月はシャクと若緑のもみじをいけました。

私は自然のものを取る時は、3つのことに気をつけています。
「水のあがらない花は取らない」「必要以上に取らない」「感謝して頂くこと」。

きりたっぷ自然子どもクラブで、毎年お正月やクリスマス飾りの講習会を行っていますが、湿原センターの裏山で、材料を取り終えた子どもたちが、大きな声で山に向かって言ってくれます。

「ありがとうございました!」素直な心に触れうれしく思いながら、この自然が失われず、いつまでも子どもたちの成長を見守ってほしいと願いました。』


代表*福澤 


緑の中の犬たち
写真2枚目…3年3か月保護したチャーミー、新しいお家の庭で